株式会社東京マイスターホールディングスが、2019年5月24日、東京・麻布十番に大人のためのコンパクトラグジュアリーホテル「hotel azabu ten（ホテル アザブ テン）」を開業した。

2009年に設立した同社は、不動産業や建築業などを行っている。このたび開業した「hotel azabu ten」は、全く新しいカテゴリーの“コンパクトラグジュアリーホテル”として誕生した。ホテルは東京メトロ南北線「麻布十番」駅から徒歩3分、都営大江戸線「麻布十番」駅から徒歩3分に位置する。東京タワーや増上寺は徒歩圏内にあり、東京ミッドタウンや六本木ヒルズも車で7分ほどでアクセスできる。

建物は地下1階・地上4階建て、延床面積は512.79平方メートル。現代的なホテルの機能と、日本の美しい伝統を合わせ持つ空間とサービスで、滞在するゲストへ日常から解き放たれるプライベートな時間を提供する。個人邸宅をデザインするように色染めから特注したこだわりのテキスタイルなど、非日常を満喫できる大人の遊び心にあふれたプライベート空間で、自分の時間を満喫できるホテルだ。屋上には開放的なガーデンテラスがあり緑を感じられ、プライベートルーム以外のくつろぎ空間も充実している。

客室は全10室あり、広さは28.70平方メートル～52.51平方メートルだ。スーペリア・プレミア・リュクスの3タイプ用意し、“都会の隠れ家”にふさわしい客室を提供する。宿泊料金（正規料金）は、2名1室利用時・1名あたり55,000円～10万円。

日本の季節の移ろいの合間にある美を表現した“二十四節気”を客室のコンセプトとして採用し、落ち着きのある優しいトーンをベースにしている。Cassina ixc監修の下、10部屋それぞれが異なるテーマカラーと共に表現されている。パリなど欧州を連想させるエレガントな要素と日本の伝統的な素材を融合させ、“コスモポリタン”な感覚によるインテリアデザインとなっており、東京にいながらどこか異国への旅を味わえる客室に仕上げている。

家具からアメニティに至るまで、上質さと使いやすさにこだわった。イタリアのモザイクタイルやバカラのシャンデリアなど、客室ごとにマテリアルとアイテムを変え、コンパクトながらも特別な空間に設えている。部屋の3分の1の面積を誇る広々としたバスルームには、洗練されたデザインと機能美を追求したバスタブを贅沢にセレクトしている。

さらに、全米ナンバー1シェアを誇るSerta社の6.8インチポケットコイルを使用したマットレスは、最高の寝心地を約束するだけでなく、防虫機能を備えた新素材を使用し衛生面にも配慮している。ベッドリネンには世界最高峰の新疆綿（しんきょうめん）を贅沢に使用し、シルクのようななめらかさで最高の眠りへと誘う。アメニティは、今治の職人技で仕上げた優しい肌触りと抜群の吸水性をもつタオル、オーガニックシャンプーやミネラルウォーターなど体に優しいものを厳選した。

1階のダイニングレストラン「totanuki（トタヌキ）」では、和のテイストを織り交ぜたフュージョン料理を提供する。加えて、ワイナリーから直接仕入れたポルトガル産のハウスワインをはじめとする、世界中から厳選した約140種類のワインも提供する。ワインはCORAVINによる徹底したコンディション管理がされており、すべてバイ・ザ・グラスで楽しめるという。また、朝食は心落ち着く和定食と、タパス風にアレンジした洋朝食から選択できる。

同社はホテルについて次のように述べている。「 私たちは、お客様の数だけここでの過ごし方があると考えています。どうぞ、気の向くままに自分時間を思う存分お楽しみください。“朝目覚めた時、少し身軽になった自分に出会える”。そんな環境を整えて、みなさまをお待ちしております。」

高級住宅街として知られ、有名店も多い麻布十番に開業した「hotel azabu ten」。日本の“二十四節気”をコンセプトとしながら欧州のエレガントなデザインも取り入れており、異国を感じられ非日常を満喫できる。上質なインテリアに加えこだわりのアメニティも揃い、自分だけの有意義な滞在ができるホテルとして好評を得るだろう。

麻布エリアでは複数のホテル開業が予定されている。株式会社グローバルエージェンツが2019年秋に麻布十番商店街沿いにライフスタイルホテルを開業予定であり、株式会社ジャービスも『an/other（アナザー）』ブランドの第2弾となるホテルを2020年に開業予定と発表している。今後も同エリアの動向に注目していきたい。

■「hotel azabu ten」公式サイトはこちら。

【参照記事】
hotel azabu ten　2019年5月24日(金) グランドオープン

（HOTELIER 編集部）