恩納村の静かな森に「U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU」が2019年5月開業
沖縄県内でリゾートホテルの運営を手掛ける株式会社セドナコーポレーションが、2019年5月1日に恩納村山田に『U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU(ウムイ フォレストヴィラ オキナワ ヤマダグスク)』を開業予定であることが分かった。2019年1月11日より先行予約を開始するという。
同ホテルは「お客さま自身のリズムで過ごせるホテル」をコンセプトに、恩納村の静かな森の中でゆったりとくつろげるプライベート空間を演出する。従来のような、沖縄の海を押し出したホテルとは異なる施設を目指すという。また、50~60代の富裕層が主なターゲットだ。沖縄に何度も足を運んでいるリピーターでも満足できる空間を作る予定で、長期滞在する欧米の富裕層を取り込むことも視野に入れているようだ。
ホテルは敷地面積9,664平方メートル、延床面積1721.78平方メートル。ヴィラタイプの客室を18室用意し、テラスを含め1室120平方メートルの広々とした造りだ。リビング・プライベートプール・露天風呂を完備したほか、長期滞在に対応できるようキッチンも設置する。施設内のレストランは、朝食や昼食などを時間帯で区切らず、ゲストのニーズで利用できる。沖縄県産食材を使った料理を提供するという。
セドナコーポレーションの安里明代表は、「沖縄の森を満喫できるホテルにしたいと考えている。静かで特別感のある空間にして、チェックインからチェックアウトまで外に出たくないと思ってもらえるような居心地の良さを生み出したい」と述べている。恩納村の大自然に囲まれながら、ゲストが自由な時間を堪能できる空間を提供するという。
恩納村では、2018年8月に「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」が開業し、2019年7月に「ハレクラニ沖縄」が開業予定だ。このほか、沖縄県内では2018年6月に「ラ・ジェント・ホテル沖縄北谷」が開業した。森トラスト株式会社とヒルトングループは、瀬底島で2020年に約300室のホテルを、2021年に132室のタイムシェア・リゾートを開業予定である。
これらの施設は海沿いに位置し、『U-MUI』のように森の中に佇むホテルは珍しい。ビーチでワイワイ楽しむより、プライベート空間で贅沢な時間を過ごしたいというニーズに応えられそうだ。
沖縄県の調べによると、2017年に沖縄県を訪れた観光客の年代は40~60代が多かった。また、平均泊数は2.75泊だった。『U-MUI』はプライベートプールや露天風呂に加えキッチンもあることから、長期滞在しリラックスしたいゲストにぴったりなホテルになるだろう。ターゲットである50~60代のゲストや欧米の富裕層を取り込むため、どのようなおもてなしをするのか今後も注目していきたい。
■「U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU」公式サイトはこちら。
【参照記事】
・ヴィラタイプの広々18室 沖縄・恩納に新ホテル 2019年オープン
・恩納の森にホテル 「ウムイ」 5月開業、富裕層向け
・沖縄県 文化観光スポーツ部|平成29年度観光統計実態調査
(HOTELIER 編集部)