ビジコムとJTBビジネスイノベーターズが連携、飲食代・宿泊費等を一元管理できるシステムを提供。
株式会社ビジコムは、株式会社JTBビジネスイノベーターズと連携し、2018年2月19日より、宿泊施設内の売店やレストランでの会計を部屋付けにして、売上を一元管理できるシステムの提供を開始した。
このシステムは、ビジコムのWindows OS対応のPOSレジアプリ「BCPOS」と、JBIのクラウド型ホテル・旅館システム「INCHARGE 7(インチャージセブン)」が連動したものだ。宿泊施設内の売店やレストランでの会計を「BCPOS」を使って部屋付けにして、売上を一元管理し、「INCHARGE 7」に集計された部屋付け分の清算を、宿泊費等とまとめてチェックアウト時に支払うことができる。また、売店やレストランは、それぞれ売上管理・在庫管理・顧客管理も可能になる。
「BCPOS」は、電子マネー・ICクレジットカード・ビットコイン・中国人観光客に人気のWeChat Payといった、多様な決済手段に対応している。さらに、オプションの「あっと免税」を利用することで、最短20秒で免税書類の作成が可能になり、インバウント対策の強化もできるという。ビットコインの決済用QRコードを表示するカスタマイズディスプレイは、購入品・金額の表示だけでなく、お知らせなどを画像で表示するサイネージとしても利用できる。
「INCHARGE 7」は、ホテル・旅館経営をサポートする機能が充実している。フロント会計・顧客管理・予約管理・売掛管理・販売分析機能などを備えている。また、重要なデータや個人情報は、世界最高水準のセキュリティレベルを誇るデータセンターで厳重に管理し、情報流出や災害等での消失・破損等のリスクを防止している。定期的にシステムバージョンアップを行い、常に最新の状態で利用できるという。
1986年創業の株式会社ビジコムは、流通関連システムの開発・販売、流通向けクラウドシステム開発、流通関連機器販売などを行っている。このたびのシステムには、フロントに設置しても違和感のない高性能タッチパネルPC「Seavシリーズ」を用意した。お客様側に見える背面の配線をすっきりさせ、カウンターの雰囲気を損なわないという。このシリーズは、外国人客のチェックイン時に必要なパスポートの写しをスキャンしてデータ保存する「あっとパスポート」でも利用されている。
株式会社JTBビジネスイノベーターズは、宿泊施設向けソリューションサービスを展開し、金融決済事業やICTソリューション事業などを行う企業だ。「INCHARGE 7」は全国約600の宿泊施設で利用されている。旅館・リゾートホテル向けPMSにおいて、初期投資を抑えられるクラウド型システムでの利用をいち早く実現した。
【参照記事】
ビジコムが、POSレジ『BCPOS』をJTBイノベーターズのクラウド型ホテル旅館システム『INCHARGE 7』と連携
【参照サイト】
ビジコムPOSレジがクラウド型ホテル旅館システム『INCHARGE7』と連携
(HOTELIER 編集部)