沖縄県「瀬底島」に宿泊施設建設。森トラスト、ヒルトン契約締結発表

森トラスト株式会社、ヒルトン・グランド・バケーションズおよびヒルトンは、11月13日、沖縄県瀬底島に建設される新規複合宿泊施設の契約が締結されたことを発表した。

森トラストとヒルトン・グランド・バケーションズにとって、これは初めての提携となり、ヒルトン・グランド・バケーションズにおいては、タイムシェア・リゾートを日本国内で初めて発表するプロジェクトとなる。開発は、森トラストが担当し、ヒルトン・グランド・バケーションズが132室のタイムシェア・リゾートを所有・運営。ヒルトンは約300室の「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」を運営する。ホテルは2020年、タイムシェア・リゾートは2021年に開業予定だ。同ホテルは、日本でヒルトンが現在運営するホテルと、すでに発表したパイプラインを含む計16軒のホテルに追加される。

「美しい砂浜と海に囲まれたこの瀬底島は、観光地として人気の沖縄美ら海水族館や、世界遺産である今帰仁城跡、大型クルーズ船に対応した旅客施設の整備が予定されている本部港などが近く、多くの方々に、長く滞在して頂きたいと考えています」と森トラストの代表は語る。

タイムシェア・リゾートとは、1週間単位でリゾートの所有権を販売し、オーナーがそれぞれのニーズに合った滞在型のバケーションを楽しめるシステム。ヒルトンブランドの広々としたリビングルームと寝室、フルキッチンなどで構成された部屋の所有権を購入できる。

瀬底島の「ヒルトン・グランドバケーションズ・クラブ」は、全室(1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルーム)がオーシャン・ビューとなっており、各部屋にはキッチンを完備している。高級感溢れるつくりで、専用プールなどリゾート内の全施設が利用できる。

また、「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」は、全室からオーシャン・ビューを楽しむことができ、2つのレストランと、ラウンジ、バー、チャペル、会議室、屋外・屋内プール、スパ、フィットネス施設、ビーチハウスなどの施設を完備する予定。

沖縄は国内外の旅行者に常に人気がある観光地で、2016年には860万人もの観光客を迎え、前年比では11%増、4年連続で過去最高を更新している。観光地としても人気の瀬底島におけるホテルの開業で、さらなる観光客増加を見込めるだろう。

【参照記事】
森トラスト、ヒルトン・グランド・バケーションズ、ヒルトン、沖縄県瀬底島に建設する宿泊施設の契約の締結を発表

(HOTELIER編集部)


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