Trip.comグループとエアアジアが戦略的パートナーシップを締結、よりよいサービスを。
昨年末、Trip Advisorとの戦略的パートナーシップを発表したTrip.comグループが、今回、エアアジアとの戦略的パートナーシップを結んだ。
Trip.comグループは、中国・上海市に本拠地を置き、日本を含む世界各地で旅行予約サイトのTrip.comを展開するほか、旅行メタサーチのスカイスキャナーを保有し、Ctrip Investment Holding Ltd.を子会社にもつ大手オンライン旅行会社である。
また、エアアジアはマレーシアに本拠地を置くLCC(格安航空会社)で、多くのグループ企業を抱える世界屈指の規模の航空会社である。
両社は、それぞれのプラットフォーム上で、「接続便の乗り換え情報」・「メンバーシップ向けの特典マーケティング」などで協業し相乗効果を高めていくとのこと。
また、海外旅行者向けに・フライト・ホテル・空港送迎・現地アクティビティーなどの一気通貫の予約サービスを展開していく。トリップ・ドットコムのプレミアムメンバーは、同社プラットフォームでエアアジア便を予約する際、座席のアップグレードも可能になる。
エアアジア・グループのプラットフォームは近年、航空予約サービスだけでなく旅行、ライフスタイル、金融サービスなども提供する総合サービスに進化しているところ。特に中国市場でのビジネスを拡大している。さらに、同航空は東南アジアと中国を結ぶネットワークを充実させていることから、トリップ・ドットコムとしては中国人旅行者向けのサービス拡充と新規顧客獲得に期待をかける。
エアアジアは2011年に、エクスペディアと「エアアジア・エクスペディア(AAE Travel)」を設立。2012年には子会社として「エアアジア・エクスペディア・ジャパン(AAE Japan)」が設立され、日本でのExpedia.co.jpを運営してきた。しかし、2018年には、エアアジアは同社が保有するAAE Tarvelの全株式25%をエクスペディアに売却し、関係は解消されている。
【参照記事】Trip.comグループ、エアアジアと戦略的パートナーシップ締結
(HOTELIER 編集部)