10万種類以上の体験を取り揃える旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」が日本市場に参入
世界をリードする旅先体験予約サイト『Klook(クルック)』を展開するKlook Travel Technology Limited(クルック・トラベル・テクノロジー・リミテッド、以下:Klook)とKlook Travel Technology合同会社は、2019年4月24日より同サイトの日本語でのサービスを開始し、本格的に日本市場に参入すると発表した。
2014年に設立し香港に本社を置くKlookは、創業者のイーサン・リン氏とエリック・ノック・ファー氏がネパール旅行をした際の体験から、「FIT(個人手配の海外旅行)における不便を解決するオンラインプラットフォームができないか」という着想により生まれた。現在、世界各国のアクティビティとサービスに特化し、270ヶ所以上の旅行先の10万種類以上の体験サービスを取り揃えている。このたび加わった日本語を含む9言語と41種類の表示通貨に対応し、旅行者それぞれのオリジナルな旅づくりをサポートしている。
こうした事業性への期待から、世界のトップクラスの投資ファンドから総額5.2億米ドル(約580億円)の資金調達も実現している。さらに同社は、Google Play&Apple App Storeが選ぶ「ベストオブ2015」「ベストオブ2017」「ベストオブ2018」などの受賞歴を誇るアプリやウェブサイトによりサービス提供をし、IT業界からも注目されている。
日本では、2017年11月に日本法人を東京に設立し、東京と大阪にオフィスを構えた。株式会社東京タワー、LEGOLAND Japan株式会社、小田急電鉄株式会社、南海電気鉄道株式会社などの企業と連携しながら、インバウンドを中心に事業を展開してきた。
Klookは「日本は豊かな文化や歴史を持ち、美しい自然や景観からも世界で最も人気のある旅先でもあり、2020年や2025年の世界的なイベントによるインバウンドの需要も更に高まると予測される中で年内に他都市にも拠点を拡大する予定」と述べている。加えて、日本人にも人気の旅行先を数多く取り揃えていることから、このたびの日本語サービス開始により、海外旅行経験の豊富な日本人旅行者への旅先体験をサポートする機会も拡大させる狙いもある。インバウンド・アウトバウンドともに、日本は同社のさらなる成長にとって重要な市場と見ている。
同社の最高収益責任者 (CRO)であるアニタ・アイ氏は、次のように述べている。「日本はKlookにとって最も重要な市場のひとつです。500万件を超える利用者からの“生の声”もKlookの信頼度の高さを物語っており、日本人旅行者の方々にも安心してご利用いただけます。また、2020年の世界的イベントに先立ち、日本に定着できるよう投資を強化していきます。」
『Klook』は、同社のデジタルに精通した強みを活かし、APIや独自開発のマーチャントアプリをはじめとするさまざまな方法により、世界各国のツアーやアクティビティを手掛けるサプライヤーとユーザーをつなぐ場を提供している。“Klook”というネーミングは、旅行者にとって真に素晴らしく、便利で、お得な体験を常に“探し続ける”という信念“Keep Looking”を体現している。世界中の人たちが旅先で見たいものを見て、体験したいものを体験するための障害をなくすことを目指している。
同サイトは世界中にローカルチームを構成し、人気が高くユニークなアクティビティとサービスをキュレーションしている。現在、世界中の1万社以上のサービスプロバイダーと直接提携し、世界中の旅行者の多種多様な旅行体験ニーズに応えている。
世界各国のアトラクション&ショー、ツアー&観光、アクティビティ&体験、グルメ&ダイニングだけでなく、現地での交通手段やWi-Fiなど幅広い旅行体験サービスを提供している。25歳~34歳のミレニアル世代を中心にユーザー国籍は100ヶ国以上で、月間2,500万人以上が利用しているという。また、同サイト上の75%の予約はモバイル経由だといい、商品の85%は即時予約が可能だ。
Klookはあまり知られていない旅先でも実際に体験し、同サイトで利用できるようにサービス化を図るなど、各地の素晴らしいアクティビティを熟知している。例えば、韓国で人気ドラマのロケ地を訪れるツアーや、映画「ハリーポッター」シリーズのロケ地や撮影スタジオを巡るツアーなども人気だという。こうしたアクティビティのクチコミがすべて「認証済み」の「本物」のレビューである点も信頼度を高めている。テキストに加え写真を投稿できる機能もあり、ユーザーはアクティビティの最中に写真をアップロードできる。ユーザーによるクチコミの総合評価は平均4.8/5.0と高評価を得ている。
加えて、同サイトだけの特別料金や行列をスキップする優先入場、キャッシュバックやプレゼントなどお得な特典が豊富だ。QRコードやEチケットによるスムーズなサービス利用が可能で、9言語に対応する電話・メール・チャットを24時間365日対応し、41種類の通貨と多様な決済手段が利用可能だ。
世界の旅行業界のツアーやアクティビティの市場は、2020年までに1,830億ドルに達すると推測されている。ミレニアル世代を中心に、モバイル予約を通じだ旅行先でのイベントの参加、映画やドラマなどで話題となったスポットの巡礼など、体験的な個人旅行の機会拡大が顕著だ。
『Klook』が慌ただしい旅先でもシームレスな検索・予約を可能にするモバイルファーストであることや、旅先でいつでもどこでも思い立ったときに即時予約ができること、QRコードやEチケットを見せるだけで利用できるという手軽さは、革新的な技術をもつKlookだからこそ実現できるサービスである。
同社は今後もグローバル展開を加速し、イノベーティブな技術革新を通じて世界中の旅行者がシームレスに最高の旅行体験ができるよう、旅先体験予約を進化させていく考えだ。
日本ではこれまでインバウンド向けの体験を中心に展開してきたKlookだが、日本語サービスが始まったことで、日本人旅行者にもユニークでお得な体験を提供できるだろう。外国人旅行者・日本人旅行者どちらのニーズにも応える日本の体験が増え、旅を充実させるサービスとなっていくことを期待したい。
■「Klook」公式サイトはこちら。
【参照記事】
世界をリードする旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」2019年4月24日、いよいよ日本市場に本格参入!
(HOTELIER 編集部)