JARVIS、顔認証機能がベースのAIアシスタント「PLEN Cube」を導入

株式会社リミックスポイントの子会社である株式会社ジャービスは、自社ホテルブランド「an/other TOKYO」に、PLEN Robotics株式会社が開発したIoT技術による顔認証の機能をベースとしたAIアシスタント「PLEN Cube」の導入に向け、共同開発に合意したことを発表した。

ジャービスは、2019年5月に自社ブランド第一号店として、ホテル「an/other TOKYO」を東京京橋に開業予定である。

「PLEN Cube」は、AI技術をアシスタント・サービスにするIoTデバイスだ。一辺が約7.5cmの立方体で、手のひらに乗る小型サイズでありながら、カメラ、スピーカー、マイクの機能を有している。さらに、フェイストラッキング、音声認識、などの最新テクノロジーを搭載。

個人を顔で認識し、トラックするReal-time face tracking機能を使い、チェックイン、問診、会員カードやチケット、スタンプチェックなどの定型業務を「顔パス」に置き換え、サービス業の自動化、効率化に活躍するAIサービスのインターフェイスとなることを目指している。

「PLEN Cube」の導入により、PLEN Roboticsと共に顧客行動のデータ収集・分析・通信・システム制御のみならず、接客業務の自動化、顧客行動のデータ化を行い、AIやIoT技術による「顔パス」(顔認証)技術によるサービス注文や決済を完結するサービス・システムを構築する他、最新技術によって可能となるサブスクリプション型サービスメニューを開発し、今後展開するホテル群に導入を進めていく。

現在、日本の「顔パス」(顔認証)技術は、コンビニエンスストアや銀行、イベント会場、テーマパークなど既に様々な分野で活用されている。

主に顧客行動のデータ収集や分析、通信、およびシステム制御により不正を防ぐためのセキュリティ強化を始め、キャッシュレス決済手段としても利用者満足度や利便性の向上に役立ちはじめている一方、2020年に向けて相次ぐ建設ラッシュからホテル業界が活況を呈し、需要に対する人手不足が社会問題として深刻化している。

同サービスの導入により、業界全体で抱えている人員不足を解消し、これまで以上の業務効率化が進むことを期待したい。

■「ジャービス」コーポレートサイトはこちら

【参照記事】
ホテル「JARVISブランド」へIoT技術「顔パス」機能を導入 -チェックインからキャッシュレス・ペイメントまで、自動化・効率化に貢献するAIサービスを目指す-

(HOTELIER編集部)


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