「ホテルリソル上野」が2020年春に開業、上野駅徒歩1分の好立地
2018年12月7日、リソルホテル株式会社が、2020年春に「ホテルリソル上野」を開業予定であると発表した。
同社は「くつろぎを、デザインする。」を統一コンセプトに、『ホテルリソル』『ホテルリソルトリニティ』の2シリーズを全国13カ所に展開している。『ホテルリソル』は宿泊主体型ホテルだ。ホテルステイに求められるスペックを満たしながら、インテリア・照明・音楽・空気・快眠・アロマまで、五感をリラックスさせる空間づくりを追及したシリーズである。『ホテルリソルトリニティ』は、眠り・グルメ・癒しの三位一体の快適なステイをテーマに、ワンランク上の“くつろぎ”を提供するシリーズだ。
建物は、住友生命保険相互会社が保有する「住友生命上野ビル」を建て替え、竣工後にリソルホテルが運営を行う。住友生命保険によると、同ビルは長らくオフィスビルとして運用してきたが、ビジネスや観光で賑わう上野エリアのなかでも利便性に優れた立地であることから、ホテルへと建て替えるという。
「ホテルリソル上野」は、多くの路線が乗り入れるターミナル駅・上野駅から徒歩1分に位置する。上野エリアは、上野恩賜公園を中心とした国立西洋美術館・恩賜上野動物園など多くの文化施設がある山手地域と、“アメ横”を中心とした商店街・飲食店が広がる下町が共存している。ビジネス利用だけでなく、文化的融合の趣を感じられることから観光目的としても適した立地だ。
ホテルは地上10階建て、客室は115室用意する計画である。上野に根ざした「アート」と「デザイン」を取り入れた客室が特徴だ。シューズオフスタイルのモダレット(セミダブル・106室)とツインベッドルーム(9室)で構成される。
リソルグループは、横浜桜木町(2019年3月)、秋葉原(2019年4月)、大阪淀屋橋(2020年春)にて新規開業を予定しており、今後も『ホテルリソル』チェーンの展開を加速させていく考えだ。同社は、「全てのシーンにおいて、ホスピタリティマインドを重視した笑顔の“おもてなし”と従来のビジネスホテルにはない独自の“くつろぎ”スタイルを提案しながら、お客様に心よりご満足いただけるホテル環境の提供をめざしてまいります」と述べている。
2017年に東京都を訪れた外国人旅行者は約1,377万人で、前年に比べ5.1%増加している。東京都の調査によると、2017年の上野エリアへの訪問者は全体の33.7%だった。上野エリアでは「美術館・博物館の探索」「自然を感じる」「日本食を楽しむ」の3つに対し、満足度が高かった。上野駅至近に開業する新ホテルを拠点に観光すれば、思う存分上野を楽しめるだろう。
また、国内外問わず出張等で訪れるビジネス客にとっても利用しやすいホテルと言える。靴を脱いでくつろげる“シューズオフスタイル”であることや、五感をリラックスさせる空間づくりを追及していることも、ホテルで一息つきたいゲストに嬉しいポイントだ。
■「ホテルリソルグループ」公式サイトはこちら。
【参照記事】
くつろぎのブランド “ホテルリソル” 2020年春 新規開業予定『ホテルリソル上野』 着工
【参照サイト】
・住友生命上野ビルの建替計画について
・東京都|平成29年訪都旅行者数等の実態調査結果
・東京都|平成29年国別外国人旅行者行動特性調査の結果
(HOTELIER 編集部)