宿泊予約サイト(海外OTA)のまとめ・比較
OTAとは?
Online Travel Agentの頭文字の略称。オンライン上だけで取引を行う旅行会社のことを指す。宿泊施設、航空券の予約、宿泊と航空券をセットで販売するダイナミックパッケージ販売などを行う。
海外OTAを比較
海外企業が運営する海外OTA6社を検証。
- Booking.com(ブッキングドットコム)
- Expedia(エクスペディア)
- agoda(アゴダ)
- Trip.com(トリップドットコム ※旧Ctrip)
- Hotels.com(ホテルズドットコム)
- HOTELWORLD(ホステルワールド)
Booking.com(ブッキングドットコム)
オランダ・アムステルダムに本拠地を置き、世界70カ国・198の支社を展開しているOTAの世界最大手。日本では楽天トラベルと2016年2月より海外ホテル予約サービスに関して提携し、一部地域に対する在庫提供を開始している。旅館やバケーションレンタルを含む合計2,800万件ものリスティングを掲載しており、宿泊予約コンテンツとしては世界最大級の利用実績がある。
(2021年11月時点の情報)
Expedia(エクスペディア)
ダイナミックパッケージが予約可能なコンテンツとしては世界最大の規模を持つ、アメリカの代表的なOTA。マイクロソフトの旅行予約システム部門として設立されたのがはじまりで、1999年に独立している。2006年11月に日本語ウェブサイトが開設され、2012年には予約額で世界最大の旅行会社となった。主要小会社にはホテルズドットコム、トリバゴ、HomeAwayがある。
(2021年11月時点の情報)
agoda(アゴダ)
シンガポールに本社を置き、アジアを中心とした事業展開をしている。世界250万軒以上の宿泊施設を掲載。現在はブッキング・ホールディングスのグループとしてシンガポール、バンコク、クアラルンプール、東京、シドニー、香港、ブダペストを主な拠点とし、アジア、アフリカ、中東、ヨーロッパ、アメリカの主要都市にもオフィスを設置。日本語を含む38の言語で空席・空室確認、即時予約ができるサービスを展開している。
(2021年11月時点の情報)
Trip.com(トリップドットコム ※旧Ctrip)
中国のOTAとしては最大手で、売上高は世界3位。訪日中国人の半数が同サービスを利用しているとされている。2016年11月、旅行メタサーチを運営するスカイスキャナーを買収。2017年11月には(米)Trip.comを買収。2018年現在、中国語以外はTrip.comとして運営をしている。
(2021年11月時点の情報)
Hotels.com(ホテルズドットコム)
本社はアメリカテキサス州。Expedia,Incの子会社である。日本には2008年に進出しており、宿泊施設の仕入れの仕組みはエクスペディアと共有化されていることをはじめ、営業拠点もエクスペディアと同じ場所に同居している。検索結果には一部、エクスペディアでの契約となる施設も表示される。
(2021年11月時点の情報)
HOSTELWORLD(ホステルワールド)
ホステルを中心に、178ヶ国 36,000軒を取り扱う。Booking.comやagodaに比べて知名度では劣るが、バックパッカーの利用度では一番高い。2014年に日本語版をリリース、24言語に対応している。全利用者の90%は35歳以下と、年齢層が低いことが特徴。本社はアイルランドのダブリン。ロンドン、上海、シドニー、韓国にも事業所を持つ。
(2021年11月時点の情報)