【山口県】「柳井グランドホテル」eスポーツ事業を開始、高齢者の利用にも配慮

新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む中、新たな顧客を呼び込もうと、柳井市のホテルが対戦型ゲームを競技として行う「ｅスポーツ」のための環境を客室などに整備し、関係者などを対象に体験会が開かれました。

柳井市の「柳井グランドホテル」は、コロナ禍で売り上げが落ち込む中、新たな顧客を呼び込もうと、客室や宴会場に「ｅスポーツ」を行うためのモニターや回線などを整備しました。2月6日には、施設のお披露目と共に「ｅスポーツ」の体験会が開かれ、市の関係者や地元の住民など30人あまりが参加しました。参加者たちは、音楽にあわせて太鼓をたたく人気ゲーム「太鼓の達人」やパズルゲーム「テトリス」に挑戦し、初めは苦戦していたものの、少しずつ慣れてくると笑顔を見せていました。

市内の60代の女性は「ゲーム自体をほとんどしたことがなかったが、とても楽しく、ホテルでやるというのは面白い取り組みだと思う」と話していました。ホテルは、地元の人たちの交流や「ｅスポーツ」の団体の合宿などに活用してほしいとこの春からの利用開始を予定しています。ホテルの松前俊健社長は「コロナ禍で『ｅスポーツ』のニーズが高まっていると感じて始めたので、訪れた人には安心安全に利用してもらいたい」と話しています。