【寝泊まりできるeスポーツホテル】e-ZONe〜電脳空間〜支配人インタビュー
【日本初eスポーツホテル】e-ZONe〜電脳空間〜
eスポーツ元年と呼ばれた2020年、「オタクの街」大阪日本橋にe-ZONe〜電脳空間〜が誕生しました。e-ZONe〜電脳空間〜は、宿泊施設を併設する日本初のeスポーツホテルです。近年、eスポーツプレーヤー人口も急速に増えてきており、高スペックのゲーミングデバイスを揃えたeスポーツ施設が日本でも開業をしています。そんな注目のeスポーツ施設の一つ「e-ZONe〜電脳空間〜」について、支配人の嶋本さんにインタビューしてきました。
>>eスポーツが体験できるホテルまとめ【北海道・東京・名古屋・大阪・京都・山口】
「オタクの街・電気街」大阪日本橋で面白いことをしよう
編集部:なぜ大阪日本橋にeスポーツがコンセプトのホテルを作ろうと思ったのですか?
嶋本:大阪日本橋でホテルを開業しようと話があったときに、オーナーさんの要望もあり、どうせなら面白いものをやりたくて、企画を模索していたんです。そのころ、日本でちょうどesports元年と言われていたころで、大阪日本橋はオタクの街、電気街と呼ばれており親和性があると思い、eスポーツに特化したホテルを企画しました。
コンセプトは寝泊まりできるeスポーツ施設
編集部:e-ZONe〜電脳空間〜はどんなコンセプトの施設ですか?
嶋本:eスポーツができて、宿泊もできる。寝泊まりできるeスポーツ施設です。昼間はオープンスペースでeスポーツを好きなだけやって疲れたらすぐ寝られる。イベントや合宿もできる。夜は各々でゲームする。眠むくなったら寝る。一日中eスポーツに夢中になれる施設です。
編集部:内装や照明も特徴的だと思うのですが、どのような点をこだわったのでしょうか?
嶋本:「攻撃性や熱狂を表す」レッドと対比して「冷静さや落ち着きを表す」ブルーがデザインのコンセプトです。2色を対比している点も、対戦型のゲームが多くあるeスポーツの特徴を表現しています。
宿泊スペースは男女別のカプセルタイプと個室
編集部:宿泊スペースはどのような作りになっているのですか?
嶋本:宿泊スペースは、男女で分かれて、合計90部屋あります。カプセルタイプの客室は、男性専用が78部屋・女性専用が9部屋の計87部屋あり、お部屋の中に人数分のベットとハイスペックPCが備え付けられている個室が3部屋あります。
編集部:開業後にコロナ禍が始まったと思うのですが、宿泊スペースの稼働状況はいかがでしょうか?
嶋本:ベッドを使わない人も多く、日中にeスポーツをプレイしていく人が多いですね。ただ、キャビン(ベッドがメインの小型客室)の稼働状況は高くはありませんが、コロナ禍の影響もあり、プライベート空間の個室は稼働率が高いです。
ハイスペックPC設置・飲食持込OKの個室が人気
編集部:個室が人気だとのことですが、どのようなお客様が多いですか?
嶋本:個室はPC2台ベッド2台のツインが2部屋と、PC4台ベッド4台のフォースが1部屋あります。ツインはカップル利用が多いです。フォースは男性グループが多いですね。海外の方の利用もあります。最近は女性2名でツインを利用される方も増えてきたので、eスポーツの裾野が広がってきたと感じています。個室は飲食持ち込みがOKなので、UBERやコンビニを利用して、個室で寛ぎながらeスポーツを楽しんで頂いています。
編集部:飲食持ち込みOKは嬉しいですね。個室であれば、実況配信も可能でしょうか?
嶋本:個室であれば、配信も可能です。現在も実際に配信をされているお客様もいらっしゃいます。個室にはハイスペックのPC、マウスパッドを設置しているだけでなく、壁・天井も防音仕様です。高速ネット回線も敷いていて、ヘッドセットやマイクなどの配信機材も貸し出しているので、自宅に配信用の環境がない方には重宝されていますね。
宿泊プランはリピーターが多数
編集部:連泊プランなども用意されているようですが、利用状況はいかがでしょうか?
嶋本:実は連泊プランはとても好評でリピーターのお客様が多いです。宿泊日数は1週間から長い方では1ヶ月単位で宿泊されているお客様もいらっしゃいます。最初は自社サイトやtwitterからお問合せを頂いて宿泊頂くことが多いですが、その後リピート頂いています。中にはゲームを長時間されないお客様もいらっしゃるので、eスポーツ人口の裾野が広がってきたと実感しています。口コミが広がって、もっと新規のお客様に来て頂きたいです。新規のお客様向けの「新規割」や、リピーターのお客様向けの「リピート割」もスタートしました。
ハイスペックな環境で安価にeスポーツを楽しんでほしい
編集部:宿泊しなくても、ゲーミングエリアでは日中もeスポーツをプレイできるようですが、どんなお客様が多いですか?
嶋本:学生が多いですね。中学生から高校生、大学生まで幅広く楽しんでもらっています。近隣にお住まいで、自宅にPCがないという理由でいらしている方が多いですね。気軽に来られるのが魅力です。社会人は自宅にeスポーツ専用環境を用意することもできると思いますが、学生はお小遣いやアルバイト代の中から限られたお金でeスポーツを楽しむことになります。ゲーミングエリアにはPCを72台設置しているのですが、学生向けにできるだけ安価なパック料金なども作ったり、性能の良いPC、無料の最新デバイスの貸し出しなどを用意して楽しんでもらえるようにしています。
今後はオフ会を企画して日本全国からお客様に来て頂きたい
編集部:コロナ禍の影響もあり、イベントなども制限されていますが、今後していきたいことは?
嶋本:大きいオフラインのイベントをしたいですね。現状はeスポーツ関連のイベントもオンラインに移行しているのですが、私たちはあくまで施設なので、お客様に実際に足を運んで頂きたいです。eスポーツチームや配信者に参加頂いて、ファンの皆様と交流するオフ会などを企画したいです。また、現在は関西圏のお客様が中心なので、イベントを通じて口コミが広がって、全国からお客様に来て頂きたいですね。
>>【e-ZONe〜電脳空間〜】e-ZONeキャラクターeスポーツ大好き少女 “えぞねchan”
【まとめ】e-ZONe〜電脳空間〜支配人インタビュー
高速ネット回線やゲーミングPCを完備しeスポーツを楽しむ最高の環境が整ったe-ZONe。eスポーツやゲーム好きの方なら大満足でしょう。ぜひ一度、利用してみてはいかがでしょうか?