大阪・日本橋にあるeスポーツホテル「e-ZONe~電脳空間~」の女性専用フロアに泊まってみた!
大阪・日本橋にある、eスポーツ特化型ホテル「e-ZONe~電脳空間~」(以下、e-ZONe)。2020年夏にオープンし、“泊まれるeスポーツ施設”というコンセプトが大きな話題を呼びました。
e-ZONeは、ハイスペックPCが並ぶゲーミングフロアと、さまざまなタイプの客室からなる宿泊フロアで構成されています。今回は、ゲーミングフロアでのゲームと、女性専用フロアでの宿泊を実際に体験してきたので、その模様をお伝えします。
REDEEでイベントを楽しんだあと、e-ZONeへ
私はこの日、大阪吹田市にあるeスポーツ施設「REDEE」で行われたオフラインイベント「OSAKA VALORANT FES」に観客として参加し、そのあとe-ZONeへと向かいました。せっかく関西に来たので、朝から晩まで大阪のeスポーツ施設を楽しんで帰ろうというプランです。
なお、土地勘がない私は下調べの時点で知ったのですが、REDEEとe-ZONeはどちらも大阪内にあるとはいえ、あまり近くはありません。REDEEからの移動は、万博記念公園駅からなんば駅の場合、電車で約45分。前後の移動やコンビニでの買い物なども含めて、1時間半ほどでe-ZONeに到着しました。e-ZONeの最寄り駅は下記の通りです。
・地下鉄 堺筋線 恵美須町駅から、徒歩7分
・南海本線・高野線 なんば駅から、徒歩9分
・地下鉄 御堂筋線 なんば駅から、徒歩10分
・近鉄 大阪線 日本橋駅から、徒歩10分
にぎやかな大通りから1本入ったところで、e-ZONeに到着
滞在中は、ゲーミングフロアでゲームし放題!
e-ZONeに到着したら、1Fフロントでチェックインを行います。チェックインは16時から、チェックアウトは10時まで。チェックイン時に、ゲーミングフロアを利用するかどうかを聞かれるので、利用することを伝えて会員登録を行いました。
PCの利用が含まれている宿泊プランでは、チェックアウトまで自由にゲームし放題。ゲーミングフロアは1Fから3Fまであり、フロントで座席表を見ながら利用したい席を選ばせてもらえました。席によってPCスペックが異なりますが、席が空いていれば、よりハイスペックなPCを選ぶことも可能です。
私は3Fの席を選んで、しばらくゲームを楽しみました。セットされていたデバイスでも快適にプレイできましたが、デバイスの持ち込みもOKとのこと。また、席にあるデバイス以外に、貸し出しを行っているものもあるそうなので、使いたいデバイスがある人はフロントで聞いてみるといいでしょう。
3Fのゲーミングフロア。1Fと2Fは赤い照明、3Fは青い照明になっている
デスクは十分な広さ。フロアの角にある席を選んだので、周囲も気にならなかった
PCにインストールされているタイトル。これ以外のゲームもダウンロード可とのこと
今回は『VALORANT』をプレイ。デバイスはロジクールGシリーズでそろっていた
3Fには自動販売機やシンクなどがあり、食事ができるスペースもある
なお、e-ZONeでは宿泊者だけでなく、ゲーミングフロアのみの利用も可能。事前チャージ制で、基本料金は1時間350円。利用時間に応じて、割安になるパックも用意されています。
ゲーミングフロアの利用料金
・基本料金
350円/時間
・学割料金(※生徒手帳または学生証の提示が必要)
小学生・中学生:100円/時間
高校生:200円/時間
・パック料金
5時間 :1,500円
10時間:2,800円
24時間:6,000円
50時間:10,000円
格安ながらも、ゆっくりと休める女性専用フロア
ゲームを十分に楽しんだあとは、宿泊フロアへと向かいます。今回私が宿泊した女性専用フロアの「プレミアムeキャビン」は、ゲーミングフロアのPC利用も込みで、なんと1泊2,200円。価格は宿泊する時期や曜日によって変動しますが、カプセルタイプのため格安で宿泊できます。
女性専用フロアの客室は、全部で9部屋。和のテイストで統一され、ゲーミングフロアとは一転して落ち着いた雰囲気です。館内ではWi-Fiが無料で利用でき、キャビン内には全部で4つのコンセント(うち1つはUSBコンセント)、貴重品を入れるセキュリティボックスなどがありました。
8Fの女性専用フロア。8Fのルームキーを持っている人だけが入れる仕組み
通路の両サイドに並ぶキャビン。出入り口はカーテンで仕切ります
女性専用フロアの客室は、すべてベッド幅が広めのプレミアムeキャビン
キャビン奥には荷物を置けるスペースや棚、ベッドサイドには折りたたみ式テーブルがある
キャビン間は壁で仕切られているが、上部は空いていて完全な個室ではない
小さめのキャリーケースであれば、キャビン内に置けるスペースも
女性専用フロアの奥には、共有トイレと共有シャワールームが2つずつあります。この日はおそらくフロアの半数くらい(4~5人)が宿泊していたと思いますが、ほとんどすれ違うこともなく、混雑が気になるようなことはありませんでした。
また、洗面所には化粧水・乳液・メイク落とし、シャワールームにはシャンプー・トリートメント・ボディソープなどが、ひと通り用意されているのもうれしいポイント。また、歯ブラシやタオルなど一部のアメニティは、フロントで購入もしくはレンタルできます。
女性専用フロアの奥にある、おしゃれで清潔な洗面所
化粧水、乳液、メイク落とし、コットンと綿棒、ドライヤーが用意されている
洗面所の奥にあるシャワールーム。シャンプー、トリートメント、ボディソープがある
フロントでレンタルできるタオルセット(200円)
シャワーを浴びたあとは、キャビンに戻って就寝。ベッドは十分な広さで寝心地が良く、しっかりと休むことができました。
ただし、完全な個室ではないため、どうしても気になってしまうのが音の問題。これはカプセルホテルでありがちな出来事だと思いますが、朝はどこかのキャビンから聞こえるアラーム音で目を覚ましました。音が気になる人は、耳栓などのグッズを持っていくと、より快適に過ごせるかもしれません。
ハイスペックPC完備の個室も! 多彩な宿泊フロア
私が今回宿泊したのは8Fの女性専用フロアでしたが、e-ZONeは4Fから7Fにも宿泊フロアがあります。4Fから6Fまではすべて男性専用フロアで、カプセルタイプの客室が全部で78部屋。4Fは青い照明、5Fは赤い照明、6Fは和のテイストでデザインされた空間となっているそうです。
7FはハイスペックゲーミングPCが備え付けられた個室フロアで、ベッドとPCが2台ずつある「クラブeツイン」が2部屋と、ベッドとPCが4台ずつある「クラブeフォース」が1部屋があります。個室は人気が高く、かつ全部で3部屋しかないため、個室での宿泊を考えている人は早めに予約を取っておいたほうがいいでしょう。
青い照明の4F男性専用フロア
赤い照明の5F男性専用フロア
2名まで泊まれるPC付き個室のクラブeツイン
4名まで泊まれるPC付き個室のクラブeフォース
周囲には“西の秋葉原”オタロード、少し歩けば道頓堀も
チェックアウトしたあとは、周辺の街も楽しみたいところ。e-ZONeのすぐ近くには、“西の秋葉原”とも言われる、アニメショップやメイド喫茶などが立ち並ぶ「オタロード」があります。
そして、オタロードを抜けてさらに歩くと、15分ほどで道頓堀へたどり着きます。定番スポットのグリコ看板で記念撮影をして、大阪グルメのたこ焼きを堪能するなど、大阪観光を存分に楽しんで帰路につきました。
大阪に来たら行っておきたい、ド派手な巨大看板が並ぶ道頓堀
e-ZONeでは、“泊まれるeスポーツ施設”というコンセプトの通り、一般的なホテルに泊まるのとはひと味違った、新鮮な体験をすることができました。ゲーミングフロアのPC利用込みで、1泊2,000円代というリーズナブルな価格設定も魅力的です。
今後イベントなどで大阪に行く機会があれば、e-ZONeの利用を検討してみてはいかがでしょうか。各宿泊プランの詳細などは、公式HPをチェックしてみてください。
【参考記事】
https://esports-gate.com/210107-2/
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