政府は、「GOTOトラベル」事業について、来年1月以降に事業を再開する方針を固めた。3回目のワクチン接種の動向や、コロナの重症化を防ぐ経口薬が年内に実用化されるかを見極める必要があると判断した。「GOTOトラベル」事業の再開時は、宿泊施設でのチェックイン時に、ワクチン接種証明や検査の陰性証明の提示を必要条件とする考えだ。

2020年12月から停止されている「GOTOトラベル」は、感染拡大により失われた観光客の流れを地域に取り戻し、観光地全体の消費を促すことで、地域における経済の好循環を創出しようとする事業。宿泊代金の一部が助成対象となり、地域限定のクーポン配布も行われるなど、観光事業の復活のため再開を希望する声が多く上がっていたが、年末年始の観光需要には間に合わない結果となりそうだ。

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「HOTELIER編集部」